鹿児島木造住宅コンテスト
2023 入選
木の香り漂う「ゼロエネ住宅に集う」
「夏は涼しく、冬は寒さを感じさせないほど快適」とお施主さんも大満足の木の住まいは、省エネ住宅「ZEH」の家づくりを目指し、ソーラーパネルで地球環境にも配慮しています。平屋建てながら「認証かごしま材」の柱を用いたリビングは広がりある吹抜けとなっており、開放的で気持ちの良い空間となっています。
「我が家で家族と一緒に過ごす時間がとても幸せ」とお施主さんが語られるほど、木に囲まれ良い香りが漂う、ぬくもりある住まいです。建物南側の軒の出は夏の日射遮蔽と冬の陽だまりを確保できるよう工夫されています。デッキ部分の板塀は通行人からの視線に配慮した高さで、プライバシーも守られています。リビングからつながるロフトは河川氾濫など非常時の避難場所としても活用可能で、住まいの安全性を高めています。内装材から家具まで至る所にたくさんの木材を使用した快適で安全な住まいです。
2021 入選
カーボンニュートラル(ZEH)美山の家
先祖から守り継がれる田畑や山を維持するため、また、その豊かな自然の中で子育てを楽しむためにご実家の隣接地に建てられた「美山の家」。落ち着いた外観デザインで美山の美しい景観に馴染むよう配慮されています。自分の山の木も使用した木目の美しい室内からは美山の街並みを見渡せ、日々リラックスできる木の空間となっています。
LDKは家族全員が集まる団らんの場。梁や柱を見せる真壁の空間は、腰壁や建具、造作棚をはじめ、無垢の床、板張りの天井など、木肌を存分に感じることができる、温かみのある空間となっています。LDKには和室が隣接され、広がりのある木の空間には自然光と自然風がふんだんに取り込めます。「以前の住まいと比較して光熱費も安い」と施主が喜ぶ木の住まい。断熱性能を高めることで住宅全体からの熱損失を抑え、ソーラーパネルで省エネ効果を高めた環境と家計にやさしい住まいです。
2019 会長賞
お茶の町の「和」の家
鹿児島市に建つ「お茶の町の『和』の家」は、かごしま木造住宅コンテスト2019で会長賞を受賞した、株式会社建築工房匠が手掛ける平屋建て住宅です 。建主の「50・60年後に孫やひ孫に誇れる昔ながらの和の家」という願いに応え、真壁造りなどの伝統的な意匠と白壁をバランス良く組み合わせることで、木の表情を生かしつつも現代的ですっきりとした空間を実現しています 。家の中心には、大きな大黒柱や梁、開放的な勾配天井に囲まれたLDKが配置されており、常に家族の気配を感じられる安心の住環境です 。また、庭から玄関、洗面所へと直接つながる便利な動線や、深い軒と卓越風の活用によって夏涼しく冬も暖かい快適な暮らしが工夫されています 。さらに、丸太からの木材一括購入や化粧材の寸法統一により施主の費用負担を抑えつつ、耐震等級3などの長期優良住宅基準にも対応しており、意匠性、安全性、コストのすべてに配慮されたまさに「平成のかごしま和の家」となっています 。
2017 会長賞
子育て世代の 五感で四季を楽しむZEHの家
鹿児島市に建つ「五感で四季を楽しむ中山の ZEH の家」は、かごしま木造住宅コンテスト2017で会長賞を受賞した、株式会社建築工房匠が手掛ける平成29年完成の2階建て住宅です 。子どもの誕生を機に家づくりをスタートした建主の要望に応え、総予算の範囲内でアイランドキッチンやパントリーを備えた家事効率の良い間取りを実現しています 。子どもが汚れて帰っても直ぐにお風呂場へ直行できるシンプルな生活動線を採用しました 。室内には、ご夫婦が結婚前に浜辺で拾った思い出の流木を鴨居や階段の装飾として取り入れ、家族の歴史と温かみを感じさせる空間となっています 。また、認証かごしま材を100%使用し、8寸角の杉の大黒柱を耐力壁やテレビ台に活用するなど、木の香りに癒される工夫が施されています 。卓越風や昼光利用を取り入れた自立循環型住宅の設計手法を採用し、耐震等級3やUA値0.45の断熱性能を取得しています 。さらに省令準耐火構造により火災保険料を約3分の1に抑えるなど、長期的視点で心身と経済面にメリットの大きい高性能な住まいとなっています 。
2015 知事賞
自然素材に包まれた、風格漂う木の住まい
鹿児島市に建つ「上谷口の家」は、かごしま木造住宅コンテスト2015で知事賞を受賞した、株式会社建築工房匠が手掛ける平成27年完成の平屋建て住宅です 。「この地で55年間育てた杉を使って自然の風を感じる家を」という建主の願いから始まり、外観は周囲の茶畑に馴染む伝統的な二ツ家(母屋と納屋)をイメージして設計されました 。ご両親が大切に育てた杉や檜を柱や梁、内装材にふんだんに活用し、土壁や和紙、漆喰といった自然素材と組み合わせることで、天井のない開放的で木の香りにあふれる心地よい空間を実現しています 。建設地の風を読み取った通風計画や土壁の蓄熱効果など、自然の力を生かした設計により、昼間は照明不要で、夏はエアコン要らず、冬も短い暖房で全室が暖まる「かごしま型の省エネ住宅」となっています 。この快適な住環境のおかげで自然と親族が集まる「集いの家」となっており、長期優良住宅の認定も受けた、世代を超えて末永く受け継がれる住まいです 。
ほか受賞実績
- 鹿児島木造住宅コンテスト2013 入選
- 鹿児島木造住宅コンテスト2011 県知事賞
- 鹿児島木造住宅コンテスト2009 県知事賞
住まいのリフォームコンクール
第34回 奨励賞
平屋に減築し 次世代へ思いを繋ぐ
両親・祖父母から受け継いだ昭和40年代の住宅の大規模なリフォームで、数値をあげて耐震性能、省エネルギー性能共、向上がなされている。また、長期優良住宅リフォーム制度で認定を受けており、審査員からの評価が高かった。2階部分のだけでなく、1階部分も1/4程度減築されており、外観のイメージは一変しており新築と見紛うほどである。建屋の減築だけでなくブロック塀も低くし、補助金を活用した点は、この作品だけだった。設計者がリフォームについて熟知して取り組んでいることが伝わる質の高い改修内容としてまとめられている。審査では、外観が白い在来工法からサイディングのような木調に変わっている点や減築部分の位置が柱・梁の位置と一致していない等の意見があったが、好感が持てるとの意見が多かった。
第33回 奨励賞
Uターン 趣味を活かし楽しい我家
⼀回⽬の投票から⾼い票数が⼊っていた作品で、築42 年の中古住宅を購⼊してリノベー ションした秀作。昭和50 年代の中廊下型の在来⼯法の住宅を、LDK 中⼼に個室を配し、 全て洋室とした計画で、断熱を⻑期優良住宅の補助⾦を取得し、その基準に沿い施⼯した。 基礎を含めた耐震補強を⾏い、姶良市の耐震改修の補助⾦やフラット35 リノベも活⽤して いる。リフォーム全体が、耐震・断熱・機能性等の向上に優れており評価が⾼かったが、 意⾒交換や投票を重ねた結果、改修後の平⾯がマンションの平⾯に近く、縁側と畳がなく なっており⼾建てのすまい⽅ではない印象が強くいことからか、今ひとつ企画賞に届かな かった。また、外観が無彩⾊系から濃い⻘⾊の新築さながらのデザインとなり周辺環境と の関係等懸念する意⾒があった。
第32回 県知事賞
築100年 家族の思い繋ぐ古民家再生
おもて、なかえ、馬小屋の3連棟の築100年程度の木造平屋の古民家の改修。馬小屋部分全体となかえ部分の一部を撤去し減築、機能的に不足した部分を若干増築している。旧来の骨組みだけでなく、古瓦、切石、建具、欄間等を有効利用しながら、断熱や基礎のRC化・耐震壁を設けて、新築とほぼ同等の機能向上を目指している点が高く評価された。特に天井のない小屋裏の見えるLDKは居心地のよさそうな空間である。また、改修後も座敷の縁側を残し、畳敷きの和室がある点も評価された。この和室と縁側は、タイトルとおりのこれまでの家族の古民家の思いを継承する空間となっていると考えられる。仏壇障子を照明器具へ、ガラス障子の再利用等も審査員の共感を得た。一方、審査員からは、外観がツートンカラーで切妻の青い屋根へ改修されており、周辺環境とどのように調和しているか心配との意見もあった。できれば、外観は旧来の素材や色調を継承してもよかったのかもしれない。古民家は新建材でなく、地域のほんものの材料が使われており、その魅力を一部でも継承しようとして部材等を再利用した設計者の考え方が素晴らしく、鹿児島県知事賞に選定した。
第31回 特別賞(耐震改修)
三世代が 安心安全に集う 松元の家
築40年の父親の建てた平屋の木造住宅を3世代同居の住宅にリフォームした作品。作業場を解体しその部分を水回りに改築し、全体の耐震性能の向上に役立てている。鹿児島市の耐震診断・改修工事補助金を使い耐震補強を実施、その補強内容の写真が添付されており審査員から好評だった。また、環境共創イニシアチブの次世代建材補助金を活用し、天井・壁・建具の改修が実施され、それらも写真から確認することができた。耐震と環境性能の双方の向上が評価され、最も特別賞に相応しい作品として特別賞に選定された。
第28回 奨励賞
安心・安全で 木の良さが感じられる 楽しい家
築41年の在来工法の木造住宅を、無垢の木材をできるだけ用いて、使いやすい平面にリフォームした作品。
もともと大壁だった部分もあるが、真壁部分は真壁としてリフォームされており好感が持てる改修方法となっている。食堂と応接間を隔てていた階段の位置を変え、使いやすく明るい居住空間となっている。
ただ、階段を外壁側に寄せているため、耐震性への配慮をどのように工夫したか説明が欲しかった。
第27回 県知事賞
長期優良住宅化リフォームS基準で安心安全なK邸
平成元年に竣工した鹿児島県住宅供給公社の分譲住宅を中古住宅として購入、家族の構成と成長に合わせ改修したリフォーム。
8年居住した施主が解体して建て替えるのは偲びないと考え、1階の3部屋をリビングに、旧居間をゆとりある寝室に改修。 その際、瓦屋根を金属屋根に、モルタルのバルコニー手摺を木質に変えてデザインを一新するとともに軽量化をはかり、耐震性の向上が実施されている。
結果として新築のような「暖かい・リビングの吹抜け・書斎・家事室等 家族が安心して住める家」となっている。畳の部屋が一掃されたのは残念だが、 審査委員全員の賛同で知事賞に選定した。
第25回 県知事賞
平屋をゆったり 驚きのリノベーション
築38年の在来工法の住宅を、鹿児島市の耐震診断・補強補助制度を活用したリフォームで、デザイン、機能性、快適性、環境性能を全て向上させながら、経済性にも優れている点が評価されました。
6人家族が住むために、壁を取り去り16畳のLDKにし、ロフトや各所の収納スペースを拡充させて、機能性を高めた平面計画に改善されています。そして、台所にトップライトを設ける等、各スペースが明るいインテリアに変貌しています。応募用紙に耐震性能や断熱性能の内容も説明されており、外観のデザインも新築に劣らないデザインにまとめられていました。
昔の想い出の色ガラスを再利用する等、リフォームのならではの提案もあり、建替よりも工期とコスト含めて、建築主が満足されていると評価し、鹿児島県知事賞に審査員全員の賛同できまりました。
第24回 県知事賞
大切に思いを継ぐ 長期エコ・リフォーム
鹿児島市内に建てられた昭和29年の在来工法の住宅を、長期優良住宅化リフォーム推進事業により、全面的にリフォームした作品です。
構造の耐震性能だけでなく環境性能も新築住宅並みに引き上げたリフォームで、外観デザインは、新築と変わらない印象を受けます。特に環境負荷軽減の効果がある窓上部の庇が、外観デザインのアクセントとなっていて目を引きます。
二階外装の青い壁面材が周辺の街並みに調和しているかは写真から判断出来ませんでしたが、何よりも、建築リフォームの全体の質の高さが評価され、鹿児島県知事賞に審査員全員の賛同できまりました。
第21回 (財)鹿児島県住宅・建築総合センター理事長賞
「自然と光と風を取り込み三世代で仲良く住む家」
築35年の木造住宅のリフォームです。事前に建物の状態を十分に調査し、耐震診断の結果をもとに耐震補強が行われています。
室内は木のやさしい仕上げとなっており、家族団らんの様子が感じられます。施主さんもペーパー掛けに協力されるなど、 施主と施工者が一体となってリフォームに取り組まれており、この点も評価が高かったです。
ほか受賞実績
- リフォームコンクール2010 耐震補強特別賞
- リフォームコンクール2009 奨励賞
- リフォームコンクール2007 企画賞













