AWARD

築100年 家族の思い繋ぐ
古民家再生

第32回 住まいのリフォームコンクール 知事賞

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おもて、なかえ、馬小屋の3連棟からなる、築100年程度の木造平屋の古民家の改修プロジェクトです。
馬小屋部分全体となかえ部分の一部を撤去して減築し、機能的に不足した部分を若干増築して、現代の暮らしに合うように空間を再構築しました。

天井のない小屋裏の見えるLDKは居心地のよさそうな大空間に。また、改修後も座敷の縁側を残し、畳敷きの和室がある点も特徴です。
この和室と縁側は、タイトル通り「これまでの家族の古民家の思いを継承する空間」となっています。

旧来の骨組みだけでなく、古瓦、切石、建具、欄間等を有効利用しながら、断熱改修や基礎のRC(鉄筋コンクリート)化、耐震壁を設けることで、新築とほぼ同等の機能向上と安全性を実現しました。

審査員評

旧来の骨組みだけでなく、古瓦、切石、建具、欄間等を有効利用しながら、断熱や基礎のRC化・耐震壁を設けて、新築とほぼ同等の機能向上を目指している点が高く評価された。特に天井のない小屋裏の見えるLDKは居心地のよさそうな空間である。

仏壇障子を照明器具へ、ガラス障子の再利用等も審査員の共感を得た。一方、審査員からは、外観がツートンカラーで切妻の青い屋根へ改修されており、周辺環境とどのように調和しているか心配との意見もあった。できれば、外観は旧来の素材や色調を継承してもよかったのかもしれない。

古民家は新建材でなく、地域のほんものの材料が使われており、その魅力を一部でも継承しようとして部材等を再利用した設計者の考え方が素晴らしく、鹿児島県知事賞に選定した。

設計・施工のポイント

100年以上前に建築されたであろう母屋の骨組みを大切に利用し、新しく何処にもない住宅に再生したいという思いで設計・施工に取り組みました。既存住宅は南九州市に多く残された「田の字型」をした家で、壁が少なく隙間風もあり、冬場は寒くて大変でした。それを、台風や地震でも安心安全に過ごせる暖かい家へと生まれ変わらせています。

建物の外周部分は全て新築の基準で施工(鉄筋コンクリート基礎と耐力壁で囲む)する一方で、既存の土台・柱・梁桁・小屋組は残しています。解体して全て処分するのではなく、出来る限り再利用することこそがSDGsに繋がると確信しています。

物件データ

  • 所在地
    鹿児島県南九州市
  • 築年数・工期
    築年数: 100年程度 / 工事期間: 150日間
  • 工法・仕様
    在来木造(減築・耐震改修・断熱・基礎のRC化) / 古材再利用
  • 受賞名
    第32回 住まいのリフォームコンクール 知事賞
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