第34回 住まいのリフォームコンクール 奨励賞
両親・祖父母から受け継いだ昭和40年代の住宅。
3世代が暮らした築58年の思い出の詰まった2階建てでしたが、この10年ほど空き家になっており、これからご夫婦で暮らすには2階部分は不要でした。
そこで、思い切って2階部分をすべて撤去し、1階部分も1/4程度減築してコンパクトな平屋へと生まれ変わらせる大規模なリフォームを行いました。外観のイメージは一変し、新築と見紛うほどの仕上がりに。さらに建屋の減築だけでなく、ブロック塀も低くして開放的で安全な外構へと改善しています。
大手のハウスメーカーを含む数社にプランを提案してもらう中で、私たち「建築工房匠」が選ばれたのは、思い出の詰まった古材を出来るだけ生かしながら、断熱性・耐震性・設備の機能性を新築同様の水準まで向上させた設計提案を評価いただいたからです。「長期優良住宅化リフォーム」の厳しい基準をクリアし、断熱等級「4」を標準仕様とした快適な住まいへと生まれ変わりました。
「以前は小さな部屋が細切れになっていて中廊下もなかったけど、リフォーム後は部屋が明るく広々となりました。特にリビング吹き抜けに再利用された書院障子や明かり窓の印象が凄く良いです。」
また、ご実家の思い出が随所に残され再利用されていることに、お姉様が感激されて涙されたという、私たちにとっても非常に嬉しいエピソードがありました。
両親・祖父母から受け継いだ昭和40年代の住宅の大規模なリフォームで、数値をあげて耐震性能、省エネルギー性能共、向上がなされている。また、長期優良住宅リフォーム制度で認定を受けており、審査員からの評価が高かった。2階部分だけでなく、1階部分も1/4程度減築されており、外観のイメージは一変しており新築と見紛うほどである。
建屋の減築だけでなくブロック塀も低くし、補助金を活用した点は、この作品だけだった。設計者がリフォームについて熟知して取り組んでいることが伝わる質の高い改修内容としてまとめられている。審査では、外観が白い在来工法からサイディングのような木調に変わっている点や減築部分の位置が柱・梁の位置と一致していない等の意見があったが、好感が持てるとの意見が多かった。
旧家の1階にあったお祖父様が造られた書院と床柱は新しい和室に再利用し、2階のお父様が造られた書院と床の間の古材は、玄関の敷台や框(かまち)に用いました。リビングの天井には曲線を生かした古材の太い梁を現しにし、壁面上部には旧家の格子や欄間も効果的に配置して、ご家族の大切な思い出を随所にちりばめています。
耐震性・断熱性を新築同様の水準まで高めるため、「長期優良住宅化リフォーム制度」の認定を取得するレベルの徹底した改修を行いました。リビングとつながる南面屋外には、お孫さんが訪れた時に思い切り走り回れる広々としたウッドデッキを新設。水回りも使いやすさや省エネ性を重視した設備に新調しました。地元木材の多用や古材をできるだけ活かすことで、ご家族の歴史を次世代へと繋ぐSDGsな家づくりを目指しました。





「こんな暮らしがしたい」「土地探しから手伝ってほしい」「資金のことが不安」など、まだ漠然とした状態でも構いません。建築のプロフェッショナルとして、あなたの想いに丁寧にお応えします。