平成29年11月 付かず離れずの程よい距離感 二世帯住宅

 

エネルギーに頼らず快適に過ごせる空間

玄関はひとつですが、キッチンやトイレ、浴室は2つずつある二世帯住宅です。
プライバシーに配慮した動線や、上下階の防音対策を講じることで心地よい距離感を保つことができます。

柱や梁を太く見せることで、かごしま材の良さをアピールした一棟です。

玄関に木製ルーバーを設置しました。
外観に木材が持つ温かい落ち着きのある雰囲気をもたらし、圧迫感や威圧感のないデザインに仕上げました。

下駄箱、キッチン食器棚、飾り棚、ダイニングテーブル、そして和室用の襖を含む建具13点はすべてオリジナル建具です。すべて無垢材で造りました。

  • 省令準耐火構造(火災保険料が1/3になるというメリットがあります。)
  • 耐震等級最高ランク(地震保険料が安くなるというメリットがあります。)
  • 長期優良住宅(税の控除や住宅ローンの優遇も受けられます。)

 

お客様の声

仲は良いのですが、親が近くにいてくれて、なおかつ干渉されすぎない二世帯住宅を希望しました。

玄関に設置された木製ルーバーは、昼間の外観も好きですが、夜にはまた別の顔になります。ルーバーの隙間から明かりが漏れて、家が持つ家庭本来の温かい雰囲気を醸し出し、仕事が終わって家を見るとほっとします。

建具は、世界にひとつしかない自分たちだけの家具であるという特別感があり、家族みんなが気に入っています。
色々な家具屋さんを見学して、無垢材は無理だと諦めていたのですが、ヒノキ・杉・クスの無垢で造ったテーブルを大工さんが格安で作ってくれてうれしかったです。

 

匠の想い

かごしま材の新たな魅力となるような取り組みを実施した一棟です。

丸太をまるごと購入し、柱・梁に使った後に、側材を内装材や建具家具材として活用しました。

柱や梁を現し太くすることでかごしま材の良さをアピールしました。
構造材の現しを省令準耐火構造にすることで火災保険料が安くなり、耐震等級も最高ランクを併せて取得し、地震保険料も安くなりました。

木製ルーバーは、デザインだけではなく、周囲で火災が発生した際には、アルミサッシが受ける熱が低減され、防火性能が向上します。

建具は、丸太の側材を使用することで、森林資源の有効活用、そしてコストダウンにもなりました。
建具会社や職人さんの手作りの建具家具は、大変喜ばれる品物です。
職人さんたちも嬉しそうに制作していたので印象的でした。

 


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