2019年 かごしま木造住宅コンテスト 会長賞

お茶の町の「和」の家

建主の希望は、祖父母が住んでいる昔ながらの「和の家」でした。
50・60年後に、孫、ひ孫にこれが「平成のかごしま和の家」だと自信を持って言える家、家族と共に年を重ね、共に変化してゆく木造りの家の良さを感じながら、末永く安心して暮らせる家づくりでした。
その希望に沿い、真壁造りなど「和」の意匠を表現し、木の表情を生かしたプラントなっています。木をたくさん使うことで、意匠がくどくなりがちですが、白の壁と木の表情を絶妙なバランスで配置し「和」を感じながらもスッキリとした現代的な空間とし、耐震・耐熱にも考慮したまさに「かごしま木造住宅を代表する平成の和の家」となっています。

良質の木材を使用し、大経の柱・梁、化粧垂木、化粧野地板など「和」を代表する意匠を保ちつつ、お施主様の費用負担を少なくするよう木材は丸太から購入し、化粧材を拾い出し使いまわし可能大きさに統一、製造加工するなど工夫をし、かつ耐震・断熱性も性能に優れた長期優良住宅(耐震等級3・BELS評価UA値0.59)に対応した「かごしま木造住宅を代表する平成の家」を提案しました。

 

お客様の声

私と設計者をつなげたのは一軒の木造住宅でした。
住宅の購入を検討していた際、偶然見つけた木造住宅。
その住宅に一目ぼれをし、設計者を探し「和」の家の設計を依頼、プランも設計者におまかせしました。
家庭菜園の好きな私と、子供たちが庭で遊んで汚れても、玄関から洗面所に直行できる間取りであったり、奥行きのある軒・昼光利用・断熱を意識した家づくりで夏涼しく冬も暖房がいらないくらい暖かい快適な住空間です。
何よりもお気に入りは、大きな断面の柱、梁に守られたLDK。
寝転がれば開放感のある木に囲まれた空間が大好きです。
親戚・友人を招けば羨まれる住空間に大満足です。

 


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