熊本地震の教訓を胸に。
ただ「倒壊しない」だけでなく、大地震の後も
「安心して住み続けられる」骨太の強さを。
鹿児島県内で最大震度6弱以上を観測した1997年の「鹿児島県薩摩地方北西部地震」から、約30年という歳月が経過しようとしています。近年、甚大な倒壊被害を伴う大地震が起きていないことから、私たちの心の中には、いつしか「鹿児島は大きな地震が来ないから大丈夫」という根拠のない安全神話と、薄れゆく危機感が広がっています。
私たちがその油断の危うさを痛感したのは、2016年の熊本地震でした。熊本県では1889年の地震以来、約127年間もの長きにわたり大地震がなく「九州南部は安全」と信じられていましたが、その神話は震度7の連続した激震により一瞬で崩壊しました。現地で倒壊した家屋を目の当たりにした私たちは、「本物の耐震性」を追求する重い責任を背負っています。
建築工房匠は、あらかじめ型が決まった規格住宅ではなく、お客様の理想をゼロから具現化する「完全フルオーダーの自由設計」を手掛けています。だからこそ、一律の仕様で縛るのではなく、ご家族の命と財産を守るシェルターとしての強度にとことんこだわり、最高峰の構造強度を自信を持って推奨・ご提案しています。
現在、公的機関の被害想定において、鹿児島県は複数の巨大地震リスクに直面していることが指摘されています。
大隅・曽於地域などで【最大震度6強】、鹿児島市や霧島市などの広範囲でも【震度5強〜6弱】の激しい揺れが想定され、太平洋沿岸部には巨大津波の到達が予測されています。
九州を縦断する日奈久断層帯や市来断層帯などを震源とする地震が発生した場合、出水市や薩摩川内市をはじめ県内各地で【最大震度6強】の激震が予測されています。
「これまで大丈夫だったから」は、これからの安全を何一つ保証してくれません。
完成すれば見えなくなる「壁の中の構造」に徹底してこだわる必要があります。
現代の計算技術を用いれば細い柱でも強度数値をクリアできますが、匠はあえて太く頑強な構造材を使用する『正攻法』で耐震性を引き出します。応援の外部大工が「骨組みの段階で全然揺れない」と驚くほどの圧倒的な安定感を実現します。
簡易的な壁量計算にとどまらず、一棟ごとに緻密な「許容応力度計算」の実施と、最高ランクである「耐震等級3」の取得を推奨しています。消防署や警察署と同等の強度を確保することで、繰り返しの余震にも耐えうる安全性を科学的に証明します。
一級建築士としての長年の経験を活かし、将来的に荷重が集中する場所や、経年劣化で負荷が溜まりそうな部位を予測。計算上の基準を満たすだけで満足せず、あらかじめ構造を強化して図面に組み込む「見えない強さ」にこだわります。
完全自由設計でありながら、2階の柱や壁の下に1階の柱・壁を一致させる「直下率」を高め、建物的ねじれを抑えます。さらに荷重を面で均等に地盤へ分散させる頑強な「ベタ基礎」を採用し、足元から住まいを強固に支え抜きます。
匠の耐震化リフォーム
「建て替えか、リフォームかで悩んでいる」「古い実家の耐震性が心配」というご相談を数多くいただきます。昭和56年(1981年)5月31日以前に着工された木造住宅は、現行の耐震基準を満たしておらず、大地震時に倒壊する危険性が極めて高い構造となっています。
現在、鹿児島県および各市町村では、旧耐震木造住宅を対象とした「耐震診断・耐震改修工事の補助金制度」が整備されています。建築工房匠では、一級建築士が現地に赴き、精密な耐震診断を実施。補助金申請手続きの代行から、実際の補強設計・施工までワンストップで伴走いたします。
コンクールで高く評価された改修実績
住まいのリフォームコンクールにおいて「耐震補強特別賞」をはじめ数々の賞を受賞。耐震評点0.87(倒壊の危険性あり)だった建物を、評点1.49へと大幅に引き上げた確かな実績と技術力があります。
隠れた瑕疵・シロアリ被害から逃げない
解体時に壁の中や床下からシロアリ被害や構造腐食が見つかるケースは珍しくありません。匠ではこれらを決して見逃さず、お客様にご報告のうえで根本から適正に修繕・補強し、本来の耐震性能を確実に回復させます。